
自分の気持ちをなかなか相手に伝えることができない
「自分の気持ちをなかなか相手に伝えることができない」というお悩みの中で、よく聴かせていただくお話があります。
それは、「お願い事ができない」ということです。
- こんな私が、頼っていいのかな。
- 仕事を頼んだら、なんて思われるんだろう。
- 断られるのが怖い。断られて傷つくより、自分でなんとかこなした方が、気持ちがラク。
そのように考えて、一人でがんばって、がんばる。
そして、「なんで、私一人だけがんばらなくちゃいけないの?」と思ってしまうこともあるのかもしれません。
依頼を断られた場合、実は、その依頼を受けることが(今は)難しいということであって、自分が否定されたわけではありません(このことについては、改めて書かせていただきます)。
でも、断られると、否定されたと感じてしまうから。。。
それならばいっそうのこと、「自分でする!」と、なるのかもしれません。
断られにくい頼み方があります。
何がお願いごとや依頼することがあるとき、よりOKをもらうための秘訣は、「その内容をストレートにお願いしてみる」だと、実感しています。
「よい返事をもらえること、少ないな。
『ダメ』っと言われることが多いかも」という場合は、伝え方を振り返ると、より嬉しい結果に繋がるかもしれません。
例えば、職場で何か新しい企画を考えているとき、
「自分で企画を考えてみたんだけど、この内容って、まだまだだよね。。。改善の余地があるよね。。。」
と話しながら企画書を見せると、返ってくる返事は。。。「うん、そうだね。。。」
もしかすると謙遜の言葉かもしれませんが、「OKだよ、バッチリ」という返事には遠くなってしまいます。
一方で、「自分で企画を考えてみました!もっと練り上げたいので、アドバイス頂けませんか?
特に、Aという箇所なんですが~」と伝えると、受け取り手の感じ方も、違いがあります。
アドバイスや、嬉しい励ましの言葉などが頂けそうです。
ある日の江澤家の例
私が幼い頃、江澤家でもありました。おやつをめぐる、戦いが(笑)
私「お母さん、おやつ、食べちゃダメ?」→母「だめだよ。もうすぐ夕ご飯でしょ」
私「お母さん、おやつ、食べたい」→母「いいよ。夕ご飯前だから、ちょっとだけね」
おやつをゲットできる確率が高いお願いの方法が、あったんです。

職場でのコミュニケーション
コミュニケーションという点では、職場でもおなじです。
「こうしてほしい」「こうなってほしい」ということを伝えることが、大切だったんです。
もし、「このようには、してほしくないんだよね」と伝えると、結果的にどのようなことをしてもらいたいのかも、相手に伝わりにくくなってしまいます。
加えて、「では、どのようにしてほしいのかな?」となり、イラッとさせてしまうことも考えられます。
はっきりと伝えていないため、誤解を生んでしまう恐れもあります。
伝えたいことがなかなか言えななかった私にとっては、お願い事をすること自体がハードルが高いことでした。
「もし、断られたらどうしよう」「イヤな顔をされたらどうしよう」
その考えが先に浮かんでしまって、最終的には「だれにも頼らず、自分で解決しなくちゃ」と、自分を追い詰めてしまったことがあります。
伝え方ひとつで、その先の結果が変わってきます。
何がお願いごとや依頼することがあるとき、よりOKをもらうための秘訣は、「その内容をストレートにお願いしてみる」。
ちょっとの勇気と、伝え方の見直しで、結果もコミュニケーションも変わってくるかもしれません。
